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COPD発症の9割喫煙者 呼吸困難や脳梗塞のリスク増

2016年08月26日
 暑い夏、体調不良に注意し小まめな水分補給など健康に注意する人は多いでしょう。一方で、季節によらず「たばこの健康被害とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)について、まずは知ってください」と呼び掛ける声もあります。健康づくり計画「元気じゃけんひろしま21(第2次)」を推進している広島市です。同市佐伯保健センターにCOPD対策となる禁煙について聞いてみました。
 COPDは、たばこの煙の吸引などによる肺胞の破壊や気道炎症で、息切れを引き起こし悪化すると呼吸困難となります。「発症する人の約9割が喫煙者で、喫煙者の約2割が発症するというデータがあります」と担当者。つまり、この病気の主原因はたばこで、量はともかく吸ってる人の5人に1人程度が発症している、というイメージのようです。全国の死因数では9番目で、男性に限ると7番目の多さです(平成22年、老衰や事故など除く)。広島市では共に、10番目、8番目とほぼ同じ傾向にあります。
 「分煙化が進み、以前よりは喫煙者の理解も進みました」と担当者は喫煙事情についてまずは理解を示します。「愛煙家のお父さんが、赤ちゃんにだけは煙を吸わせまいとベランダで吸った後に抱っこするとします」と仮定し父の愛情を強調しますが、肩を落とします。「もしもにおいがするとしたら、その息は煙を含んでいるんです」。他にも、タール量の軽いたばこはつい本数が多くなってしまい、吸引総量は変わらなくなるケースもあるなど紹介します。
 愛煙家が禁煙しにくい一方で、悪化し呼吸困難になってからでは手遅れです。早期発見と重症化予防が大切で「肺がん検診を受けてください」と呼び掛けます。壊れた肺胞は戻るわけではありませんが、「肺胞はたくさんあります。早く分かって禁煙すれば、それ以上悪くならないようになります」。これまでの人生でたくさん吸ったからもう遅い、ではなく、重症化させないことが肝要。成人の喫煙率は全国的に減少傾向にあること、禁煙外来にかかれば健康保険が使えるなど、新たな動向もあるようです。
 禁煙の健康相談は少ないとのこと。夏は脱水症状による血液中の水分不足で脳梗塞が発生しやすくなります。そして喫煙は動脈硬化につながりやすく、脳梗塞のリスクが高まるそう。水分補給と同時に、喫煙も気にするべきかもしれません。
 佐伯区民の健康相談は、同保健センターTEL(082)943・9731。
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