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浅原住民が間伐で山林保全 市内初のモデル組織を発足

2017年05月26日

組織の規律や活動内容を確認した
 【廿日市市佐伯】廿日市市浅原地区の住民団体「活気ある浅原を創る会」が里山林整備を担う組織「浅原里山保全隊」を20日、発足した。同市農林水産課によると山林整備を目的とした住民団体設立は市内では初めて。同地区内の個人所有の土地や市有林などを中心に間伐などして、山林の持つ雨水の貯蓄や浄化、土砂災害防止機能の維持に努めていく。
 市は、荒廃した私有林などを地元住民に整備してもらうことを目的に、平成27年度に佐伯地域の各地区や吉和地域などに組織設立に関する意向調査を実施。同29年2月に、組織構成人数がある程度見込めそうな浅原地区に立ち上げを持ち掛けた。
 同保全隊のメンバーは浅原市民センター所長の安井一壯代表を筆頭に元林業従事者やチェーンソー使用の教育受講者、伐採未経験者など9人で平均年齢65歳。同保全隊は安全・伐採講習などで技術や知識を養い、今年秋ごろから山林での活動を予定している。市有地で木材として利用できないサイズの樹木の撤去などからはじめ、チェーンソーを使用した間伐や資材の加工・販売などまで広げていく。
 市は、モデル組織として運営や活動に関する情報を集めマニュアル化して、ほかの地区での設立の際に役立てていく。同保全隊へは作業時の保護具や動工具などの費用を県の「ひろしまの森づくり事業」の補助制度を活用し支援する。将来的には、団体自ら間伐材を販売するなどして独自運営してもらい、ほかの地区の組織設立の促進につなげたい考えだ。
 20日に同センター(同市浅原)であった発足式で同課や佐伯支所の職員、同保全隊メンバー計9人が隊の規約や今後の活動内容を話し合った。安井代表は「昔は各家庭がまきを採ることで自宅周辺の整備につながっていた。今は高齢化もあり土地が放置され、害獣が居着いている。活動は田畑の害獣被害防止の面でも意味がある。市に頼るだけでなく自助努力し、先駆者として成功できるよう努めていきたい」と伝えた。
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