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佐伯区河内地区 6・29災害忘れまい 180人式典で誓う

2017年06月30日

慰霊碑と遺影に献花する参列者。災害の怖さと悲しみを風化させまいと住民らが活動する
 【佐伯区】1999(平成11)年6月29日に広島市佐伯区河内地区を襲った豪雨災害の犠牲者を弔う「第19回忘れまい6・29集会」が25日、河内公民館であった。地域住民のほか、同区役所や佐伯消防署、佐伯署の職員など約180人が参列。慰霊碑前に並べた遺影に花を供え追悼し、後世に被災を伝え防災への意識を高めた。
 主催の河内地区自主防災会連合会の杉田精司会長があいさつに立った。「自然災害を止めることは困難だが、過去の災害を教訓に被害を軽減することはできる。安心して暮らすことができる地域づくりを推進していく」と慰霊碑に向かい決意を述べ、花を供え哀悼の意を捧げた。同区の建部賢次区長なども登壇し、警察や消防、地域との連携を深め防災強化に努めていくことを誓った。
 式典では災害の風化を防ごうと今年度作成した防災パネルを紹介。犠牲者の出た4町の被災写真などを張り、災害を体験していない各機関の若手職員や河内小学校の児童などに向けて地域学習としての活用を促した。
 式典後の防災講演には約120人が参加。今後起こりうる災害や居住地域に潜む危険などを学び防災意識を高めた。
 同災害で父親を亡くした中郷町内会長の今田正道さん(73)は同様な悲しみが2度と起きないよう住民一人ひとりの備えが大切だと話す。「どうしてこうなってしまったのか考え、地域の取り組みとは別に、各個人で準備しておくことが重要。自分には起こらないと思いがちだが、絶対ないとは言い切れない」と呼び掛ける。

河内地区6・29土砂災害 
 広島市佐伯区や佐伯消防署などの災害当時の記録をまとめた「平成11年6月末梅雨前線豪雨災害6・29土砂災害の記録」(河内地区災害記録編集委員会作成)によると、29日の同地区の雨量は観測地の魚切ダムで225㎜。午後2時―3時が最も多く63㎜だった。
 正午から午後4時にかけて集中的に降り、91カ所で山崩れ・崖崩れが発生。住宅は計61棟が全半壊、田畑は854㌃、道路・橋梁は41件が陥没や崩壊し、10人の命を奪い11人の負傷者を出した。
宮島街道ニュース

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