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女子高生殺害事件解決願い 父「情報提供が一番の力}

2017年10月13日

事件解決に向け「勇気を持って情報提供してほしい。事件の進展が変わってくるので協力をしていただきたい」と忠さん
父「情報提供が一番大きな力」 元気なら30歳 娘への思い寄せ

 【廿日市市】発生から十三年が経過した廿日市市上平良で北口聡美さん(当時17)が殺害された事件は、いまなお犯人逮捕に至っていない。聡美さんは元気であれば今年30歳。父親の忠さん(60)は「娘の声を聞けない、顔を見れなくなった日々を考えたら、年月が経ってしまったなと思う」と辛い心境を吐露する一方、犯人逮捕に向け情報提供を強く呼び掛けている。
 「4日から6日になり、5日は無くなってほしい。一年で一番辛い一日」。特に犯行時刻の近付く午後2時を過ぎてからは時計を見ることもできなくなる。「あの時間をどう過ごせばいいのか。毎年、変わることはない」と苦しい胸の内を明かす。
 生きていれば7月4日に30歳になっていた聡美さん。「子どもを持って自分の家庭を持ってほしいと思いながらも、家に居てほしいとも思う」と父親として複雑な心境を話す。十三年前のあの日から時が止まり、「17歳の娘の面影が大きい。大人になった姿が想像できないですね」。だが、今年10月7日のチラシ配布の時だった。偶然、聡美さんの中学時代の同級生に出会った。「やっぱり大人の女性になり立派でしたね。うちの娘も立派な大人の女性になっていたかなと思う」と重ね合わせた。
 2005年12月から始めたブログ「SA・TO・MI〜娘への想い〜」は欠かさず続けている。最初は週五、六日の更新が、知人からのアドバイスで二年前から毎日書きつづっている。事件のことはもちろん、日常の出来事などさまざま。
 二、三年前には、「いまだから話せるようになりました」との書き出しのメールが届いた。「早くお知らせするべきだったんですが、勇気が無くてやっと出すことができました」と事件に関する情報だった。ブログを開設したことで事件の情報は十一年間で約200件、今年は約5件が寄せられた。ブログを開かなければ埋没していたかもしれない。「そういったメールをいただくとまだ情報があるのではないかと思う」。
 最近では2009年に浜田で起きた事件が昨年、容疑者死亡のまま書類送検された。女子高生殺害事件と同じ年に起きた茨城県の女子大生が殺された事件は今年犯人が逮捕された。「今度はうちの番かなと強い力をもらえる」と期待を寄せる。
 十五年だった聡美さんの事件の時効は撤廃されている。だが、忠さんの気持ちの中では、あと二年のうちに事件を解決できればとの思いが強く残る。「犯人が逃げ続けるつもりならとことん追い掛ける。事件解決には、みなさんからの情報提供が一番大きな力になる。力を貸してほしい」と訴える。

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