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病と向き合った 二十年間を本に パーキンソン病の広瀬さん

2017年11月03日
二十年間の出来事や思いを改めて1冊にまとめた
 
 【佐伯区】今年6月に全国パーキンソン病友の会広島県支部が発行した冊子「「パーキンソン病」とともに」を執筆した広島市佐伯区城山の広瀬和夫さん(70)は、約二十年間を病とともに過ごしてきた。「闘うのではなく付き合っていく病」と自身の経験から向き合い方を語る。
 冊子はA4判カラー33ページ。広瀬さんが今まで服用した薬の種類や効果、日常で困ったことと解決策、心構えなど、長年培ってきた知識や体験などの記録をまとめた。外出時のかばんは両手を塞がないよう肩がけにすることや、立ち上がる時に転んだりしない足の配置まで具体的に写真を使い解説している。
 パーキンソン病は、脳の異常により身体の震えや強張りなどの運動障害や抑うつなどの精神症状を引き起こす。主に高齢者が発症し、数年かけて進行する。「十年後は寝たきりになる」と言われていたが、現在は進行を遅らせる薬物治療などがある。
 広瀬さんの病気が判明したのは48歳の時。腰痛に伴い、左手足にぎこちなさを感じたことがきっかけだった。医師から病名を聞かされた時は「症状が軽かったため気にしていなかった」と言う。仕事に支障をきたすようになり退職を考え相談した上司から「仕事も治療のひとつ。自分のできることをすればいい」と言葉をもらい、妻・眞由美さん(同)の支えもあって、定年を迎えることができた。
 定年後、「1人ではなにもできない自分を変えたい」と思い立ち、平成24年に十六年間の記録を第一版として執筆。同じ病気の読者から「参考になる」「励まされた」など好評だったため、今年は残り四年分を加え再出版した。
 広瀬さんは「嘆くのではなく、充実した人生を送ろうと向き合うことが大切」と、眞由美さんと趣味の旅行を目標に、日々のリハビリに精を出している。
 冊子は無料。希望者は1冊につき送料代300円の郵便小為替を〒731―5155広島市佐伯区城山2丁目15―33広瀬和夫さんあてに送る。在庫などの詳細は問合せて確認を。
 問合は、広瀬さんTEL(082)929・9331。
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