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ナカムラ病院PIAギャラリーで個展
植田利彦さん24日から
ル・サロン入選作など

2018年02月23日

植田利彦さん(上)が
ル・サロン展で入選した「マラー・ストラーナ」など展示する
 
 【佐伯区】広島市佐伯区の画家・植田利彦さん(64)が24日(土)~5月6日(日)、ナカムラ病院PIAギャラリー(広島市佐伯区坪井3丁目)で絵画展を開催する。ヨーロッパのさまざまな街並みを描いた洋画を中心に15点余りを展示する。個展は、六、七年ぶりで「多くの人に、街並みから古い歴史や異文化の魅力を感じ取ってもらいたい」と来場を誘う。入場無料。開催時間は、午前9時~午後6時。
 国際的絵画展ル・サロン展にこれまで4度、入選した。同展は、発祥を1660年代にさかのぼる。現在まで三百五十年を超す歴史の中で、多数の画家を輩出してきた。入選作の一点、プラハの街並みを描いた「マラー・ストラーナ」は細かい描写などが評価された。同じく昨年の入選作「来世で会おう」は、サンピエトロ寺院の改装中に出くわして、それまでとは違う風景を写し取り評価を得た。ほかにも数多くの国内外の受賞歴がある。
 幼いころから絵を描くことが好きだった。一時は、画家として生計を立てたいと考えたこともあったが、不安もあり銀行員を選んだ。
 だが、時間を置きつつも絵を忘れることは無かった。二十年前ごろから、再び描きたい欲求が増してきた。仕事の傍ら、本格的に作品を手掛けるようになった。東京・銀座の文藝春秋画廊で開催した個展には、平均の300人を大きく上回る700人を超す人が来場したそうだ。
 これまで25回以上、渡欧を繰り返す。一人旅。写し出したい風景を求めて、滞在時間いっぱいまちを歩き回る。同じまちに何度も行くこともある。新しい魅力を探して足を棒にしても、納得いく風景を見つけ出すことができないときは「何をしに来たんだろうと落ち込みますね」。
 古めかしいデザインと風雨に汚れた建物や家並みから、重ねてきた歴史を感じる。そこで暮らしてきた当時の人たちに思いをはせる。スケッチしている時に目の前にいる人たちも観察する。「できるだけ絵に人を入れるように意識している」。写実的な作品が鑑賞者を絵の中に誘い込む。
 自宅の一角がアトリエ。夜、仕事を終えて帰宅して描くことが多い。ヘッドホンで音楽を聴きながら始めるが、集中すると音が消えて無くなる。絵の具は、あまり塗り重ねない。思い描く色を作り出すのは難しいが、出来上がった時の喜びは大きい。
 30号~150号程度の比較的大きなサイズで描くことが多いそうだ。一作に一~二年を掛けるという。
 24日からの個展では、ル・サロン展入選作をはじめ水彩画も飾る。「私自身も自分の絵を並べるのは久しぶりで楽しみ」と言う。開催期間中に、植田さん自身が来場することもある。
 問合は、植田さんTEL(082)928・2340。
宮島街道ニュース

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