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大杓子としばしの別れ 公衆トイレ整備のため 三年後に新施設で再展示

2018年06月22日
 【廿日市市宮島】もみじまんじゅうや焼き牡蠣など土産物店や食事処の並ぶ宮島表参道商店街(廿日市市宮島町)に展示されていた大杓子が15日、展示場所から移動した。同市が展示場所を含む一帯にTOTOおもてなしトイレの建設を予定しているためで、大杓子は包ヶ浦自然公園内(同)の倉庫に一時保管したあと、平成33年供用開始予定の地域拠点施設に引っ越しする。
 大杓子は長さ7・7m、最大幅2・7m、重さ2・5t。樹齢270年のケヤキを使い、1983(昭和58)年から約三年かけて製作されたという。伝統工芸の宮島細工を後世に残す思いが込められている。96(平成8)年、嚴島神社の世界文化遺産登録を機に、同商店街に展示されていた。
 大杓子を展示建物2階からチェーンで吊った状態で、業者が固定台を外した。宙づりでゆっくりと横にし、大杓子の下に台車を設置。数人で慎重に台車を動かし、近くで待機していたトラックのクレーンで少し持ち上げ、徐々に移動しながら建屋から出した。青空の下に現れた大杓子は、トラックの荷台に乗せられて同自然公園へ向かった。
 作業を見守っていた島内在住の女性は「寂しくなる」と、しばしの別れを惜しんでいた。
 市は「宮島は観光客が増加する一方、トイレ不足が課題。トイレを設けるにあたり、島の中で市の所有するまとまった土地がこの展示場所だった」と、説明する。TOTOおもてなしトイレは、高齢者や子ども、外国人観光客など誰もが安心して快適に使うことができる公衆トイレになるという。着工は10月を予定している。
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