スナメリ赤ちゃん誕生 母のそばで元気に泳ぐ 宮島水族館
2018年07月06日
【廿日市市宮島】瀬戸内海の生き物を中心に展示する宮島水族館(廿日市市宮島町)で6月27日午前4時51分、スナメリの赤ちゃんが誕生した。同館の飼育頭数は4頭になった。
赤ちゃんの体長は約75㎝で、性別は不明。同館によると、母子共に健康で、産後授乳も確認できたという。現在も親子が一緒に泳ぐなど安定しているという。
母親の名はコハルで、平成9年に同館で生まれた。今回の出産が3度目だ。父親は、同館が三重県の鳥羽水族館から共同繁殖を目的に借り受けていたゴウで、3月に鳥羽水族館へ戻った。
宮島水族館によると、赤ちゃんの一般公開は未定。当分は母子の健康状態を確認しながら成長を見守る。赤ちゃんの名前は今後一般公募する予定だ。
同館は、これまでに18頭のスナメリの繁殖に成功している。繁殖数は国内トップクラスを誇る。
18頭の誕生すべてに携わってきたというスナメリ担当飼育員の濱村大助さんは「無事に生まれてほっとしている。皆さんにご覧いただけるときまで元気に育つよう力を入れて世話をする」と、喜んでいた。