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大鳥居を来夏から修繕へ 破損や劣化対処し調査も 嚴島神社

2018年07月20日
 【廿日市市宮島】廿日市市宮島町の世界文化遺産・嚴島神社の沖合いに立つ国の重要文化財・大鳥居が平成31年6月~同32年8月、修繕工事する。工事期間中は祭事などの日程を考慮しながら、大鳥居を足場やシートで覆う。同神社は、周辺住民や観光客などへ周知し理解を求めている。
 31年6月から同年の管絃祭(7月19日予定)前の17日まで、主柱の2本、4本ある袖柱のうち西南の袖柱を除いた3本の周りに、高さ約2~3ⅿの足場を立てる。柱根元回りの破損部の補修と樹脂補修塗りをする。一旦足場を外し、管絃祭を執り行う。
 祭事後から、大鳥居全体を足場とメッシュシートで覆う。8月25日に予定している宮島水中花火大会後、潮の満ち引きで工事が滞らないよう西松原から大鳥居までの仮設桟橋も建設し、32年8月4日まで修繕する。32年の管絃祭は6日の見込み。
 屋根の葺き替えは二十五年ぶりという。大鳥居全体の塗り替えは十五年経っている。古い塗装をかき落とし、新たに朱色を塗る。扁額も補修する。
 東主柱はウロと呼ばれる内部腐れによる空洞、西主柱は金輪継の補強鉄金物のさびによる破損がそれぞれ確認されており、修理する。島木・笠木内部には建設時からの無数の石もあるといい、調査する。
 同神社の原島誠技師は「修繕しながら大鳥居の部材の組み方や継ぎ手なども調べ、将来の修理に役立つ方法も探る」と、保全にも活用する考えを示している。


賽銭差し込みは 文化財毀損にも 宮司が訴え

 大鳥居の東西主柱の木部のひび割れに、観光客が賽銭として差し込む硬貨が穴の隙間を広げ劣化をひどくしている。今回の修繕で硬貨を取り除き、ひび割れ部分に樹脂を巻いて穴をふさぐという。同神社の野坂元明宮司は「大鳥居に硬貨を入れることは文化財の毀損につながり法律上の問題になる。やめてほしい」と訴えている。
宮島街道ニュース

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平成30年10月12日 第1520号

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