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犯罪被害や非行から子ども守ろう
夏休み、外出機会増え夜間も注意
少年補導協助員や自動車販売のサンボレ

2018年08月10日
間口が広く明るい雰囲気で、子どもが気軽に立ち寄ることができるサンボレ(上)。
橋本さんらが己斐地区の路地や太田川放水路河川敷、祭り会場など見回りした

 夏休みも半ば─。遊びや行楽に塾通い、地域行事などで毎日忙しそうな子どもたちを陰に日なたにそっと見守っている人たちがいます。今回は地元企業の取り組みと少年補導協助員をご紹介します。

トイレを借りに
小学生が来る店
  車販売のサンボレ
 【佐伯区】通学路沿いにある未使用車・中古車販売の(株)サンボレ(広島市佐伯区屋代3丁目、小田修久代表取締役社長)には、日頃から登下校の小学生がトイレを借りたり休憩したりと気軽に立ち寄ります。その数は年間600人ほどです。
 学区や町内をはじめ、さまざまな地域行事に積極的に参加して大人はもちろん、子どもたちとも触れ合って顔見知りに。屋外作業の多い同店従業員も、毎日のように通り掛かる児童と顔なじみです。
 近所で交通事故などがあったりすると、地元住民としてできるだけ手助けするなど、「頼られたらこたえられる」店、従業員でありたいと、従業員全員で心掛けているそうです。
 同店は、毎年夏祭りを開催します。従業員数よりもはるかに数多い地域住民が駆け付けて、運営を手伝います。屋台などの売上は、子ども会や障害者施設などに寄付します。
 小田社長は、「今は子どもたちの周りには危険なことが多い。地域全体で守っていく必要がある。この地域は、あいさつ運動にも力を入れている。風通しの良いまちづくりを目指して地域の皆さんと協力し合っていきたい」と活動します。

巡視や声掛けで
非行や犯罪防止
   少年補導協助員
 【西区】子どもを見守るグループの一つ少年補導協助員は、各警察署の署長が推薦し、県警本部長が委嘱します。民間有志がボランティアで取り組みます。
 警察署、少年育成官や学校、おやじの会ほか数々のグループと協力して、学校で犯罪被害防止教室の開催、立ち直り支援、街頭補導、巡視など通して非行防止を進めたり立ち直りを支えたりします。地元広島西署管内では、5ブロックに分け、計37人が活動しています。
 夏休みは、夏祭りなど、子どもも夜間に外出する機会が増えます。協助員は、そうした場所に出向き、子どもたちが犯罪被害に遭わないよう、あるいは非行のきっかけにならないようにと見回りが多くなります。
 己斐・己斐上ブロックの橋本直樹さんは、おやじの会会長など務めたりしたのが協助員になるきっかけでした。
 8月4日夜は、地元西広島地区各地で夏祭りが盛んでした。己斐学区ふれあい推進協議会とおやじの会が夏休み巡視を実施。市青少年指導員、中学校・小学校の教職員、PTAと共に、橋本さんも参加しました。
 一行は、JR西広島駅前をスタートし、駅前商店街や宮島街道沿い、太田川放水路河川敷などを経由して、己斐西町の夏祭り会場まで、一時間余り掛けて見回りました。巡回中は、それぞれ近況など話し、情報交換の場にもなっています。
 途中、行き交う人たちに「こんばんは」とあいさつ。無灯火の自転車に「灯りを付けて」。高架下の公園で、暗がりもチェック。河川敷の橋脚そばに集まっていた若者たちにも声を掛けました。
 明らかに幼い子たちだったり、不穏な雰囲気だった場合は、広島西署に状況を連絡したりと連携します。教職員の参加が頼りになると橋本さん。「声掛けした若者や子どもが卒業生のこともある。母校の校長先生や担任がいて学校の話などするとその場の雰囲気が和らぎ、若者たちも受け入れてくれやすい」と実感するそうです。
 祭り会場では、巡視員の中にクラス担任を見つけた児童が駆け寄って楽しそうに話していました。「夏休みは、子どもの顔を見る機会が少ないので、顔を見られるのはうれしい」と話していました。
 橋本さんは、「私たちが活動して、きょうは何も無かったねと平穏であるまちになるのが一番の願いです」と活動に勤しみます。
宮島街道ニュース

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