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「救急車の適正な利用を」 出動増え到着時間遅延も 佐伯消防署と消防団が街頭で訴え

2018年09月21日

サイコちゃんも街頭で呼び掛けた
 【佐伯区】広島市佐伯区の佐伯消防署(尾形昌克署長)が「救急の日」の9月9日︱15日の救急医療週間に合わせ10日、JR五日市駅自由通路で救急車の適正利用を呼び掛けた。救急隊員や佐伯消防団の女性団員ら9人が、「その119番本当に緊急ですか?」と横断幕を掲げ出動件数が増加している救急車の正しい利用と合わせて、交換時期を迎える住宅用火災警報器(住警器)の定期点検を呼び掛けるチラシも配った。
 近年、救急車の出動件数は増加傾向にあるという。同市消防局管内の昨年一年間の救急出動件数は5万9752件。特に今年は西日本豪雨災害、さらに猛暑での熱中症患者が7︱8月は860件で昨年同時期に比べ497件増加するなど、初めて6万件を超す見込みという。
 昨年の救急搬送患者のうち打撲、捻挫など入院を必要としない軽症が43%を占めた。過去には、病院に入院するため救急車を呼び到着すると荷物を持って待っていたり、「夜中眠れない」、「指先を切った」と不要不急な119番を通報する人もいたという。
 出動件数の増加とともに救急隊の現場到着時間が遅くなっている。16(同28)年は平均6・7分が、昨年は6・8分で、ここ数年、毎年0・1分ずつ遅延しているという。同署には4台の救急車が配備されているが、全て出動した場合、同市西消防署や安佐南区の沼田などから駆け付ける。距離が遠くなるため必然的に到着時間が遅くなる。佐伯消防署は「一秒でも早く処置できれば命を救うことができる。本当に必要な人のために正しく利用してほしい」と話す。一方、「本人が大変だと思い、周りから見ても普段と違う様子ならすぐに救急車を呼んでもらいたい」と緊急度に応じた対応の仕方の分かる救急受診アプリなどの活用を訴える。
 一方、全国的に住宅火災の死者数は65歳以上の高齢者が7割を占める。広島市でも昨年は8人のうち7人が、今年も7月まで3人全てが高齢者だった。消防庁では1日︱21日、「「敬老の日」に火の用心の贈り物」をキャッチフレーズに高齢者へ住警器のプレゼントなどするキャンペーン全国で展開している。
 法改正により2011(平成23)年6月から全ての住宅に住警器の設置が義務化された。同区の設置率は、16(同28)年は推計で89・7%。住警器の交換の目安は十年で、施行時に設置した住宅はそろそろ寿命を迎える。同署は「この機会に点検し電池切れを起こす前に交換してほしい」と注意を促す。
 駅では同消防団のマスコットキャラクター・サイコちゃんも登場。通勤・通学客にチラシを入れたクリアファイル1000セットを配布し通勤・通学客らに呼び掛けた。
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