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古田が全国の最優秀公民館に
古田中生徒の公園利用評価
文部科学大臣賞を受賞
廿日市市の串戸市民センターも優秀館に

2018年11月23日
 【西区・廿日市市】広島市西区の古田公民館(湯?あゆみ館長)が第71回(平成30年度)優良公民館表彰で、全国最高位の最優秀館に選ばれ2日、日本青年館ホール(東京都)で、文部科学大臣表彰された。五年間にわたって続けている市立古田中学校生徒と地域住民グループ・多世代寺子屋による「このまちにくらしたいプロジェクト」の取り組みを高く評価された。最優秀館受賞は、広島市内の公民館では初めて。廿日市市の串戸市民センターも同市市民センターとしては初の全国の優秀館5館に選ばれた。
 優秀館5館が表彰式当日に取り組みを審査員にプレゼンテーション。古田が最優秀館を射止めた。
 プロジェクトは、中学生が自分の住むまちの様子や課題を知り、老若男女の共生する「持続可能」な将来像を思い描き、そのために自分たちでできることを考え実践するのが目的。
 スタート時の2013年、中学生の選んだテーマは「公園はだれのものか」だった。禁止事項の多い使用ルール。一方で、公共の場でありながら子どもしか利用しない…。
 そこで、地域の人たちに公園に関するアンケートを実施。公園の在り方や使い方の声を集めた。世代を問わずに住民の集い憩う公園づくりのアイデアを、多世代寺子屋と共に多彩な視点で出し合った。
 アイデアを基に、15年、地域内の公園で「みんなの公園 活用イベント 中学生がつくる冒険あそび場 ワンダふるたパーク」を初開催した。実際に中学生の考えた遊具を設け遊びを楽しんだ。大人もくつろぐカフェも運営。公民館のシニア向け地域デビュー講座から発足したグループの皿回しなど大道芸も繰り広げた。幼児連れの家族や小中学生、中高年層が公園に集い、毎回延べ100人を超すように。
 回を重ねるうち、活動に理解を示す商店街や町内会との結び付きも深まった。遊具の収納に公園内にある町内会倉庫を利用させてもらった。会員減少傾向にある子ども会のもちつきに文字通り力を貸した。ついたもちを公園で来場者に振る舞って楽しみを増やした。地域の女性会の災害時炊き出し実習とも連携した。当初年1回だった開催を17年度から4回に拡大。一層の定着を図っている。
 現在中学生のプロジェクトリーダーを務める古田中学校3年生の合田有里彩さんは、1年生から関わってきた。学校の先輩に誘われたのがきっかけという。活動を通して、大人や自分より幼い子どもたちの視点で物事を考えることができるようになったと実感している。催し開催後に、公園で遊ぶようになったという子どもの声を聴いて、うれしかったそうだ。受賞を喜ぶとともに「高校生や大人になっても古江のまちに関わっていきたい」と感じている。
 五年間で、延べ80人近い生徒が参加してきた。中学校卒業後も、OBとして訪ねてきて、後輩たちに経験を伝えたり参加協力したりもある。大人や大学生、高校生のサポーターも増えている。
 同公民館では、子どもたちの新たな居場所としての機能、地元で活動する将来の人材づくりなどの拠点としてのプロジェクトや公民館の在り方にも期待を広げている。
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