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宮島細工の佐藤満さん 経産大臣表彰の功労賞 長年の伝統工芸活動たたえ

2018年12月14日

職員と談話する佐藤満さん(左から2番目)。精魂込めた作品がテーブルに並ぶ
 【廿日市市】廿日市市玖島在住の宮島細工伝統工芸士・佐藤満さん(88)が「平成30年度 伝統工芸品産業功労者等経済産業大臣表彰」の功労賞を受賞した。伝達式が11月29日に同市役所であり、経済産業省中国経済産業局の中内重則地域経済部長が表彰状を手渡し、長年の活動をたたえた。
 同賞は、国民生活へ伝統的工芸品の浸透と伝統工芸に携わる技術者の熱意向上を図ることが目的。1984(昭和59)年から毎年実施している。同市からの受賞者は佐藤さんが4人目。
 佐藤さんは宮島町出身。44(同19)年からロクロを回し始めた。46(同21)年に宮島細工の技法を習得。今まで手掛けた作品は宮島産業品振興大会宮島産業振興会長賞受賞をはじめ、嚴島神社1400年祭記念品、武者小路千家生誕記念品などにも採用されている。現在は活動拠点を玖島に移し、生活品を中心に制作している。
 佐藤さんは「木の声を聞きながら刃物を当て、少しづつ木の思いを形にする。苦しみや悲しみもあるが、作品が完成した時の喜びが全てを取り除いてくれる。人にどのように思われようとも精魂込めた作品は私の命の片割れ。木によってこの年まで救われてきた」と、木への感謝を述べ、受賞を喜んだ。今後は皿や茶わんなどを中心に誰でも簡単に制作できる方法を考え、広めたいそうだ。
 伝達式では、同市の眞野勝弘市長や堀野和則副市長などが受賞を祝福。佐藤さんの作品を眺め、巧妙な技術に感心していた。
宮島街道ニュース

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