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なりすまし詐欺急増 「アポ電対策が重要」 広島市西区

2019年06月07日
 【西区】広島市西区で、今年に入り警察や公的機関関係者、親族など装いキャッシュカードなどだまし取る「なりすまし詐欺」の被害が急増している。件数・被害額とも昨年に比べて増加。さらに詐欺同様の手口で自宅を訪れキャッシュカードを盗む新たな手口もあり、同区を管轄する広島西署は強く注意を喚起している。
 同署によると、今年に入り4月末までで、管内の特殊詐欺認知件数は9件(暫定値、今年の数字は以下同)で、前年同時期に比べ3件減った。だが被害額は1977万円で、同様に1098万2800円増えた。県内(6217万5275円)の約3分の1を占めている状況だ。
 中でもなりすまし詐欺は、3件から6件と倍増している。同詐欺は、息子などの親族、警察や区役所の公的機関、銀行協会など金融関係者を名乗り通帳やキャッシュカード、現金を搾取する。被害額は1062万円で管内全体の半数にのぼる。65歳以上の高齢者の被害が多く5件あった。
 手口としては9件中5件は、犯人が被害者宅を直接訪れ、通帳やキャッシュカードをだまし取るキャッシュカード手交型。県内でも手交型が最多で、次いで電子マネー利用、現金振込が続く。手交型は犯人が言葉巧みに暗証番号を聞き出しATMで現金を引き出す。口座の利用を止めるまで現金が引き出されるため被害が高額化する傾向にあるという。
 加えて、新たな手口が出ている。犯人が警察官など語り被害者宅へ「キャッシュカードが不正に利用されている」などと電話を掛け、カードを封筒に入れ厳重に保管させる。犯人は自宅を訪れ被害者のすきを見てポイントカードなど別のカードが入った封筒とすり替える。被害者はキャッシュカードが手元にあると思うため発覚が遅れるそうだ。
 同署生活安全課の岡村正孝課長は「なりすまし詐欺は「アポ電」の段階での対策を取れば被害を防ぐことができる」と4つのポイントを上げる。防犯機能付きの電話機を購入する。在宅時も留守番電話に設定する。知らない番号の電話に出ない。不審電話があった場合は警察に通報する。合わせて「金融機関などがキャッシュカードを預かったり暗証番号を聞くことはない。他人にキャッシュカードを渡したり暗証番号を絶対に教えないでほしい」と訴える。同署でも事件が起きた場合に町内会の回覧板で知らせたり速報を流すなどし警戒を強めている。
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