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育児中の母親に 働く場の提供を ファステが廿日市市で

2019年06月21日

母親に潜在的な人材として価値を
見出す光井代表
 【廿日市市】呉市でイベントの開催や運営など手掛けている任意団体「Firste(ファステ)」(光井祐子代表)が、廿日市市を拠点に育児や介護中の女性に潜在的な人材としての価値を見い出し、働く場を提供する取り組みを始めた。人手不足などの課題を抱える企業から仕事を請け負い、離職中の女性に紹介することで再就職やキャリアブランクを埋める経験値に、社会参画のきっかけにしてもらう。
 同取り組みは、ファステに登録する子育てなどの理由で就労が難しい女性が対象。現場に子どもを預ける場があったり、子育ての「合間」の時間を活用してできる仕事を提供し労働に対する報酬を渡す。企業側には働き方改革の促進に役立ててもらうのが狙い。
 昨年12月に呉市から廿日市市に転居した光井代表が、今年2月に廿日市商工会議所主催「第一回ビジネスチャレンジコンテスト」の大賞受賞をきっかけに活動を開始した。5月には地元企業が主催するイベント運営に初めて取り組み、育児中の女性8人が働いた。
 同取り組みを利用した大下直美さん(40)は小学3年生と2歳児の母親。「何かやりたいと思っていたが、今まで自ら踏み出す勇気がなかった。子育てへの理解がある現場で働けることはありがたく、同じ境遇の親同士が集うため交流も広がる」と話す。
 光井代表は、同取り組みが企業にとって先々の雇用にもつながると言う。「働き手が希望する仕事と求職内容がマッチしないことが多い。取り組みを通して現場の雰囲気を知ってもらう機会にもなり、育児を終えた後の就職先として、企業PRにもつながる」と、可能性の幅を広げる。
 今年は、取り引き企業を開拓し職種の幅を広げ事例の増加に費やし、来年度には法人化を視野に入れているそうだ。
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