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6・29豪雨災害から二十年 あの日を忘れまい

2019年06月28日
 【佐伯区】1999(平成11)年6月29日の豪雨災害から、今年で二十年を迎える。10人の犠牲者が出た広島市佐伯区河内地区で23日、「忘れまい6・29集会」があった。河内公民館であった式には住民や遺族、行政関係など約200人が参列。「忘れまい大災害」と刻み込まれた石碑を前に亡くなった人々の遺影に献花し、災害を風化させず教訓を生かし災害に強いまちづくりへの思いを誓った。
 式では、最初に黙祷を捧げた。続いてあいさつに立った同地区自主防災会連合会の杉田精司会長は「自然災害は人の力で食い止めることは困難だが、被害を最小限に抑える努力は決して怠ってはいけない」と述べ、防災の取り組みを紹介した。今年度は災害時の要支援者の避難支援、町内会ごとの防災マップの見直し・改訂版作成、節目を迎え当時の記録を映像にして災害を後世に残す活動を挙げた。
 参列者は、災害で亡くなった人の写真を前に一礼しキクの花を献花。市立河内小学校児童も手を合わせていた。
 式後には、「防災の取組み」があった。河内の紙芝居屋さんが「忘れまい河内の大災害」を初上演。続いて、杉田会長が地区内の治山・砂防ダムの調査報告をした。同連合会では、昨年7月の西日本豪雨で土砂がダムを乗り越え被害が起きたことを知り、昨年11月〜12月に地区内の約80カ所のダムの土砂堆積や貯水、亀裂状況など調査。結果を踏まえ、県にダムや点検道の改修など要望した。「ダムがあるからといって安心できない。早めの避難が大切」と約120人に訴えた。
 6・29災害で同地区は、負傷者11人、家屋の全半壊61棟などの被害があった。同連合会では、二十年間、災害を教訓に防災の取り組みをしてきた。災害を記録した冊子作成や防災案内板設置、地元法人との災害相互応援協力協定締結、運動会で防災を取り入れた種目を盛り込んだ。昨年は、要支援者の避難サポートを強化などするため地域団体が一枚岩となり防災ネットワークを立ち上げた。杉田会長は「一つの節目だが、今後も防災への取り組みをさらに進めていきたい」と話している。
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