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白井愛美が全日本BMX初V 世界選手権出場権も獲得 「目標の大会だったのでうれしい」

2019年08月02日

全日本選手権で華麗にジャンプを決める白井愛美。念願の金メダルを取った
 【西区】北京に続き来年の東京オリンピックでも正式種目になり注目を浴びているBMX。地元広島市西区の白井愛美(同市立庚午小学校6年)が、7月6日・7日に安芸高田市の土師ダムBMX TRACKであった「第36回全日本BMX選手権大会」で優勝した。5回目の挑戦で初めて全日本タイトルを地元で奪取できたことに喜びもひとしおのよう。来年5月にアメリカである世界選手権の出場権を得て、世界の強豪とのレースに胸を踊らせている。
 BMXは、ホイール直径20インチの競技用自転車で大小さまざまな起伏のある300~400mのコースを周回する。接触や転倒もあり、「自転車の格闘技」ともいわれている。
 愛美が自転車に乗り始めたのは3歳で最初はストライダーから。父・仁一朗さんがBMXをしていた影響もあり兄の優太朗がスクールに通い始めた。一緒に付いて行くうち「楽しそうだった」と5歳の時にスクールに入り兄妹そろってBMXにのめり込んだ。「仲間と一緒に練習し、レースでの喜びや悲しみを分かち合うことができるのが楽しい」と魅力に取りつかれている。
 始めてすぐに頭角を現す。2013年9月、6歳で国内各所を転戦するジャパンシリーズに初参戦し、スクールクラスで優勝。すると翌年は同シリーズ5―8歳クラスで年間1位を獲得。さらに15年には同シリーズチャレンジクラスで年間ポイントランキングの1位を取り、翌年にトップの証でもあるゼッケン「1」を手にした。同シリーズの年齢別では、五年連続でランキング1位で強さを見せる。
 だが、全日本は恵まれなかった。一年目は4位、二年目以降は全て2位とあと一歩のところで逃してきた。今年は、八年ぶりの広島開催に例年以上に強い思いで臨んだ。後半に自信を持っていたが、課題はスタートダッシュ。自宅のマンションを1階から9階まで駆け上がったり、比治山の坂道をダッシュで登ったりと下半身を強化した。
 迎えた全日本。愛美が出場した女子11―12歳のクラスは8人が3レースの総合ポイントで争った。トレーニングの効果もありスタートに成功し一気に2位を引き離しゴールするなど3戦全て1位で優勝を決めた。「ずっと目標にしていた。他の大会で優勝したのとは違ううれしさがある」とはにかむ。
 背中を追っていた兄は、同庚午中2年時に世界選手権に初めて出場した。だが、その後に肘の故障でBMXを断念。崇徳高校では自転車競輪部に入部し、昨年は2種目でインターハイに出場し、さらに国体スプリントで6位入賞を果たした。今年もIH出場を決め、競技が変わっても活躍している。
 愛美は、過去、年齢別1位を取り世界選手権出場権を得ている。だが、全日本を制し世界選手権の出場を決めていた。愛美は「来年は世界選手権に行き、決勝に残りたい。怪我して(BMXに)乗れなくなったお兄ちゃんの思いも背負いたい」と胸に抱いている。

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