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宮島に「TOTOおもてなしトイレ」 観光案内所や休憩スペースなども完備

2019年09月13日

トイレ以外に休憩や観光案内としての機能も
 【廿日市市宮島】廿日市市とトイレメーカーの㈱TOTOが整備を進めていた同市宮島町の「TOTO宮島おもてなしトイレ」が供用を開始した。従来のトイレ設備の拡充に合わせ、観光案内、休憩スペースの機能を新設。観光客の受け入れ体制の向上を図る。
 同施設は、宮島表参道商店街沿いの大杓子や公衆トイレなどのあった建物を取り壊し新築した。木造2階建てで建築面積は約317㎡、延床面積は約510㎡。1階の同商店街側半分を観光案内所、奥側半分をトイレスペース、2階には約40人収容可能な休憩スペースを設けた。旧建築物の解体や実施設計など含め総事業費は2億8500万円。トイレ設備に関しては同社が提供した。
 従来の建物にあったトイレは、男性用和小便器・洋式便器、女性用和・洋便器が各1基。新施設では、便器数を2倍以上に増やすとともに、男女トイレの全個室に全温水洗浄便座「ウォシュレット」を完備した。さらに、個室内の壁面に液晶パネルを設け、利用者が持つスマートフォンのWi―Fi接続履歴から英語・韓国語・中国語・日本語の4カ国語の中から適した言語を選択し、ウォシュレットの使い方や観光案内情報などを投影する。男女トイレのほか、車いす使用者や子ども、乳幼児連れ、障害のある人などに配慮した各専用トイレを整備。多機能トイレの機能を分散し、利用者の集中・混雑の緩和が狙い。また防臭防汚性能を持つ陶板や女性トイレにパウダーコーナーなどを設けた。
 2階の休憩スペースには、空調機器、無料Wi―Fiやコンセントなどを整備。同商店街一帯を描いた「コミュニケーションマップ」を壁面に貼り付け、観光の見どころやスポットなどを自由に書き込めるようにした。また県立宮島工業高校生徒が制作した縮尺20分の1の宮島大鳥居の模型を展示。同鳥居の砂浜に埋まる部分も再現している。
 同施設の観光案内・休憩スペースは宮島観光協会が運営。トイレスペースに関しては、委託業者の清掃員が常駐している。
 同市が管理する島内のトイレ施設は、宮島フェリーターミナル内や石鳥居近辺など全4カ所。うち2カ所は今年度中に和式便器を洋式化に改修する予定だ。
 同市によると、今年6月末時点の宮島来島者は約241万人。今までの同時期に比べ過去最多という。同市観光課の高下勝治観光施設担当課長は、今年の年間来島者数が500万人に達する可能性もあるとし「オーバーツーリズムやごみなどが今後の課題。新施設にはゴミ箱を設けたが、ゴミのポイ捨てを抑制する対処が必要になる」と話している。
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