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専門職が初期の認知症支援 ナカムラ病院でチーム活動

2019年09月27日
月2回、会議を開き対応策など話し合っている
  【佐伯区】医療や介護の専門職が認知症や疑いのある人の早期対応し適切な医療や介護サービスの利用につなげる「認知症初期集中支援チーム」が全国各地で発足している。地元広島市佐伯区では、医療法人ピーアイエー ナカムラ病院が昨年10月に同チームを立ち上げた。医師や看護師ら約15人が連携し、認知症の人の自宅を訪れ症状の状態を確認したり家族の相談に乗りアドバイスしたり病院への受診を促すなどサポートしている。
 同チーム事業は、厚生労働省の定めた「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」などを基に全国に普及している。同省では、全市町村に設置することを目標にしている。
 同市内では、今年2月時点で西・東・安佐北の計4区で立ち上がっている。同区では、同病院が先駈けて認知症治療病棟を設けるなど力を入れてきたことから、同区医師会が委託しスタートした。
 チームは、中村友美理事長や塚野健院長ら医師や看護師、精神保健福祉士、臨床心理士、作業療法士、介護福祉士らで構成する。特に医師は5人おり「充実している」と塚野院長は話す。
 支援の対象者は40歳以上。在宅で生活し、認知症が疑われる人もしくは認知症の人で、医療・介護サービスを受けていない人や中断している人など。支援は無料。
 支援は、最初に地域包括支援センターが窓口となり認知症などで困っている人や家族などの相談を受ける。同病院では3人1組で自宅を訪れ、症状の程度を確認したり生活状況や心配事など聞き取る。情報を基に月2回開く会議で支援方針を検討。症状に合わせ助言したり必要に応じ専門病院を紹介するなど概ね最長半年間、集中的に初期支援する。
 同病院では、12人を診てきたという。「治療を受けさせたいが、本人が受診を拒否している」「認知症が進んでいるが生活できるため適切な介護保険サービスにつながらない」などのケースもあったそうだ。同センターは「専門的なアドバイスをしてくれるのは助かる」と言う。
 塚野院長は「チームがあることで早い段階で認知症の人に関わることができ速やかに診断・サポートできる。認知症の人を地域で見ていく体制づくりにつなげたい」と話している。
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