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「心地良く働くためには」 子育て中の親が意見交換 ファステ主催のセミナーで

2019年10月04日
 【廿日市市】子どものいる暮らしの中で心地良く働くためにできることを考えるセミナー「廿日市はたらきかたカフェ」が9月20日、廿日市市中央市民センターであった。育児中の男女27人が講話や座談会を通し、意見を交換した。Firste(ファステ、光井祐子代表)主催、廿日市市が共催した。
 Firsteは、平成30年度第1回廿日市ビジネスチャレンジコンテストの大賞を受賞。光井代表は、子育て中の女性の新しい働き方を広げようと活動している。
 講師は、東京の非営利型株式会社Polarisの市川望美取締役ファウンダーが務めた。市川取締役ファウンダーは、自身が前職を辞めて子どもと過ごす中で、離職した女性が社会復帰することの難しさを感じたという。能力や意欲はあるのに時間の融通の効かないもどかしさを抱えるさまざまな母親と出会い、「誰もが暮らしやすくはたらきやすい社会の実現を目指す」とし、同社を設立した。
 同社事業の一つ、「セタガヤ庶務部」は、企業の事務代行、商品梱包、私立中高の採点など仕事を請け負い、同社で働く母親たちが家事、育児の隙間時間に仕事をこなせるよう分配する。業務内容を細分化することで、フォローし合える体制ができているという。ほかに、地域で暮らす主婦目線の意見を不動産販売に生かす事業を、不動産業界へ向けて展開しているそうだ。
 市川取締役ファウンダーは「こうあるべきだという「べき論」に支配されず、自分で選んだ自己決定感を大切にして。実行する力を持って」と、参加者に説いた。
 座談会は、参加者が4~5人のグループに分かれ、子どもを育てながら働く際、社会的な問題は何か、自分の抱える不安などをテーマに話し合った。参加者からは「女性は仕事をしてはいけないという昔の価値観が残る」「子どもの通う幼稚園で「働く」と言えない雰囲気」「待機児童問題」「小1の壁」など声が挙がった。
 最後に、何をすれば、何があれば心地良く働くことができるか、そのためにできることは何かをそれぞれ紙に書いて発表した。
 0歳、3歳の子どもを持つ女性(30)は「今ある仕組みで働き口を探していたが、ライフステージに合わせた働き方を考えて探していこう」と、視界が開けた様子だった。
 Firsteの光井代表自身も子育て中だ。「もっと柔軟に、そして子どもがいることが価値になる働き方がある。その仕組みをつくっていきたい」と、意気込んでいた。
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