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 地元施設に花生け彩りと潤い 公民館で活動十年に感謝状も 美鈴が丘の「花一輪の会」

2019年10月04日
メンバーが手分けして花を飾り地域に潤いを与えている
 【佐伯区】広島市佐伯区美鈴が丘地区で住民ボランティアグループ「花一輪の会」が、地元の学校や駐在所、児童館などで毎週花を生けている。美鈴が丘公民館では、約十年間にわたり毎週1回欠かさず、花を生け続け、今年7月に公益財団法人広島市文化財団から感謝状が贈られた。子どもたちに他人への思いやりの心、命を大切にし、自然を愛する気持ちを育み持ってもらおうと飾っている四季の花々が、地域に彩りと潤いを与え心を和ませている。
 活動のきっかけは、グループの代表を務める大野美津子さんが読んだ本。「花によって学校が変わる」という文章に感銘を受け、市立美鈴が丘中学校に自らお願いし1998(平成10)年から活動を始めた。翌年からは美鈴が丘小学校でも花を飾った。公民館や児童館、駐在所へと活動の輪を広げている。
 最初、7人だったメンバーは、現在、9人。学校は主に週1回、冬場は隔週で訪れている。小学校はトイレや玄関、事務室、校長室など約40カ所、中学校は同じく約30カ所にもおよぶため、メンバーが手分けし、花を並べている。長年の活動が認められ中学校のPTAのサークルになり、今年度から小学校のPTAサークルにもなった。
 始めて二十一年。大野さんは「苦労を苦労とは思わない」と話す。一度だけ辞めようと思ったことがあった。だが、最後と心に秘め花を飾っていたところ、男子生徒5人が「いつもありがとうございます。花があってほっとします」と話し掛けてきた。感謝の言葉を糧に続けることを決意した。
 小学校のトイレに児童が「ありがとうございます」と書いた紙が添えられていたこともあった。ほかのメンバーも「花がかわいいねと言われるとうれしくなる」「子どもたちが笑顔であいさつをしてくれ、私たちが元気を貰っている」と活動の源にもなっている。以前は学校のトイレのスリッパが乱れていたが、一輪挿しを始めてからきれいに並ぶようになり、子どもたちに「思いやりの心」が芽生えたことを喜ぶ。
 大野代表は、感謝状に照れくさそうにしながらも「子どもたちが自然に触れ心が癒やされれば。今後も楽しみながら活動を続けたい」とメンバーと一緒に花に向き合っていた。

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