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湯来町の薪加工場完成 ボイラーの燃料を生産 住民団体が運営

2019年10月11日
完成した薪加工場で間伐材を加工。来年度に稼働予定のボイラーの燃料を生産する
 【佐伯区】広島市佐伯区湯来町に新たに薪加工場が完成し1日、運用が始まった。地元住民らでつくる「湯来木材利活用促進協議会」が山々に囲まれた地域の間伐材など活用し、温浴施設のクアハウス湯の山に新たに設置する薪ボイラーの燃料を生産する。
 加工場は、同市が湯来農村環境改善センター(同町大字麦谷)近くの市有地に建てた。敷地面積は3634㎡で、建物は平屋建て117㎡。木材を運ぶミニバックホーやフォークリフト、薪割機、チェーンソーなど整備した。総事業費は、約5000万円。
 クアハウスには、現在、重油ボイラーが2基ある。新たに薪ボイラーを設け、来年度の稼働を目指している。
 運用に当たり同市では、湯来の資源の有効活用、地域の活性化、さらには雇用の創出につながればと、水内地区町内会連合会に話を持ち掛けた。同連合会では、同協議会を設立。同日付で同市と管理運営に関する協定を締結した。
 同協議会では、森林組合や地元業者らから買い取った間伐材などを薪に加工して、クアハウスへ売却する。日・祝・火曜日を除いた午前9時~午後4時に4人体制で作業する。クアハウスの薪ボイラー一年分に相当する年間約700tの生産を目標にしている。今年度は、同市が運営費を補助する。
 1日は協議会のメンバーや市職員ら約30人が参列し仕事始め式を開いた。協議会のメンバーが木材をフォークリフトなどで運搬し、チェーンソーでボイラーに入る長さ80㎝に切り薪割機で4分割にした。最後に事故なく安全な作業を願い、同連合会会長で同協議会の品川國彦会長の発声で乾杯した。
 品川会長は「間伐することで山崩れなどの自然災害を防げ、水内川がきれいになりアユが生育する。さらに川の水が広島湾に流れることでカキの生育にもつながる」と言う。協議会会員は28人おり、水内地区在住者を中心に60歳以上という。「働く場ができ高齢者の元気が出てやりがいにつながり、さらには地域が潤えば」と期待している。
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