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低速電動カー実証実験 高齢者移動手段に検討 広島工業大学 廿日市市浅原で

2019年10月18日
 【廿日市市佐伯】廿日市市浅原地区で、学校法人鶴学園広島工業大学(広島市佐伯区三宅)の学生がグリーンスローモビリティの活用検討に向けた実証調査をしている。公共交通網が整備できない地域に、時速20㎞未満の4人乗り電動ゴルフカートを走らせ、移動手段としての有効性を確認する。期間は31日(木)まで。廿日市市、㈱荒谷建設コンサルタント(広島市中区)などが協力する。
 カートは環境への負荷が少なく、狭い路地も通行可能。グリーンスローモビリティは高齢者の移動手段や観光客の周遊に役立つ新たな乗り物として、国土交通省が推進している。
 調査期間中、同モビリティは浅原交流会館(廿日市市浅原)を拠点に、同地区の小田原、冷川、市野の3集落を巡る。午前9時~午後6時の間、六十分間隔で巡回運行する。学生が運転し、運賃は無料。
 調査に取り組んでいるのは、同大学工学部環境土木工学科の学生8人。調査に先立ち、住民約50人に二週間、GPS機能付き腕時計を着けてもらい、買い物の場所、通院のタイミングや頻度など行動パターンのデータを採取。集落の人がよく使う道路を調べ、3ルートを決定した。今川朱美准教授は「全国的に見ても中山間地域の高齢者の行動パターンを調べたデータは初めて」と言う。
 学生らは約一週間の研修を終え、10日に試運転した。同モビリティは同交流会館前の国道186号を約500m北上し、田んぼの広がる脇道に入った。家の前で住民を乗せ、約三十分で同交流会館に戻ってきた。運転した藤原悠哉さん(4年)は「中山間地域のお年寄りの移動手段の不足改善につながればいい」と、期待を寄せた。
 乗車した女性(90)は「思ったより速かった。乗り心地は良かった」と、満足な様子だった。
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