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二百年前の帆船 遺物調べ模型に 地御前の川市さん

2020年01月24日

川市さんが細部にまでこだわった弁才船模型
 【廿日市市】廿日市市地御前の川市則之さん(62)が、約二百年前に先祖が所有していた弁才船「河市丸」の再現模型を制作した。自宅に残る当時の資料や船の部品を手掛かりに文献から船を探し当て図面に描き起こし作り上げた力作だ。地御前市民センターで1月末まで展示している。
 模型は、全長約70㎝の帆船。モデル船が木造だったためヒノキを使用した。マストを収納する仕組みや帆を張るためにロープを巻き上げる駆動部分、船内のレイアウトなど実物に近づけた。いかりは鋳物を溶かし型取り、船体の曲線は木材を曲げ加工し再現するなどこだわった。
 制作期間は、文献の調査も含め約一年半。自宅にあった船名札と滑車、船鑑札、船箪笥などの調査から取り掛かった。市内外の図書館で書類を読みあさり当時の船の構造や種類を、船内のレイアウトなどの細部は兵庫や香川などの博物館を巡り調べた。
 川市さんによると、実物の河市丸は全長約20m。廿日市と大阪の木材輸送を担っていたという。1800年後期、山陽鉄道の開通に伴い海運業が衰退したそうだ。
 制作のきっかけについて川市さんは「暇だったから」と笑う。退職後、持て余していた時間を活用しようと取り組んだ。「家系や地御前の歴史を並行して調べたりと、思いのほか面白かった。次は何をしようか模索している」と話している。
 展示は、模型や船の部品、船名札、地御前の歴史パネルなども展覧している。
 展示の問合は、同センター☎(0829)36・2360。
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