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西・佐伯署管内 昨年の刑法犯 特殊詐欺被害額が激増 自転車盗も増え要注意

2020年02月14日
 【西・佐伯区】広島市西区の広島西署と佐伯区の佐伯署各管内の昨年一年間の刑法犯認知件数がまとまった。西署管内は1229件(速報値)で前年に比べ115件10・3%増加(以下、件数・比率は対前年)。佐伯署管内は489件で57件13・2%増えた。社会問題化している特殊詐欺被害が県内では件数・被害額とも減少したが、西・佐伯両区ではいずれも増加し両署は注意を呼び掛けている。
 西署は2002(平成14)年に「「減らそう犯罪」ひろしま安全まちづくり推進条例」が施行されて以降、昨年は刑法犯件数が2番目に少なかった。減少傾向だったが、一転、増加に転じた。一因として、乗り物盗と侵入盗が増えたことにある。
 乗り物盗は、269件から297件で10・4%増加した。オートバイ盗は11件から16件で1・5倍。自転車盗は251件から280件で11・6%増えた。
 空き巣など侵入窃盗も73件から94件に増加。約6割が無施錠だった自転車盗、侵入窃盗とも「普段から施錠することが大切」と岡村正孝生活安全課長。少しの時間でも鍵をかけ、自転車などはツーロックするよう訴える。 
 特殊詐欺は、18件から21件の微増だった。だが、被害額が1338万円から4982万円の約3・7倍に膨れ上がり、県内の市区町別でワースト2位だった。要因として、なりすまし詐欺被害が高齢者に多発した点を上げる。全体でも80歳代と90歳代が14件で半数以上を占めた。約1680万円をだまし取られたケースもあった。
 手口では、犯人が警察官や銀行協会を語り「捕まえた犯人グループの名簿にあなたの名前が載っていた」、行政機関を名乗り「医療費(保険料)の払い戻しがある」など電話で話し、個人情報やキャッシュカードの暗証番号を聞き出す。自宅を訪問しキャッシュカード等を封筒に入れさせ、隙を見て別の封筒とすり替え、預貯金を引き下ろすという。カードを盗まれたことに気付くまで現金が引き出されるため、被害額が高額になるそうだ。
 岡村課長は「電話で見抜く力を着け、怪しい電話はすぐに切ってほしい」と話す。自宅の電話の留守番機能を活用したり、怪しい電話を防ぐ防犯機能付き電話に変えるなどして詐欺電話をシャットアウトするよう呼び掛けている。
     ◇
 佐伯署管内も、前年に比べ、刑法犯認知件数が増加した。特に自転車盗が急増。86件から127件で約1・5倍。全体の4分の1を占めた。被害は、特に南側の沿岸部で多いという。ほかにも性犯罪が4件から16件になるなど「身近な犯罪」が200件から254件に増加した。
 特殊詐欺は、5件から10件で、特に被害額が309万円から1486万円で約4倍になった。被害に遭った6人は65歳以上の高齢者だった。手口では、キャッシュカードなど盗む特殊詐欺(窃盗)が最多で4件約315万円。続いて架空請求は3件だったが、合計被害額が最も多く1105万円。昨年10月には、70歳代の女性が災害復興支援を目的とした株主募集に関する名義貸しの詐欺で700万円を取られている。続いてなりすまし2件、融資保証金1件だった。
 防止に向け同署では、支払手段の一つでもある電子マネー購入窓口にもなるコンビニエンストア、被害金の引き出し・振り込みの場となる金融機関などと協力しながら水際での阻止を目指している。高齢者に対しては講習会やメルマガ、警察官が巡回などして注意喚起にも力を入れたいという。
 瀨良芳紀署長は「自転車盗の7割が無施錠。市民にも施錠するよう喚起したい。警察も犯人検挙にも力を入れ、市民にも防犯意識を持ってもらい、協力して佐伯区の安全安心を築きたい。特殊詐欺も広く市民に注意喚起していきたい」と力を込める。
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