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佐伯区の河内地区で 「6・29豪雨災害」記憶を記録に 住民のインタビュー収録し映像化

2020年03月13日
災害時の写真とともに災害を目の当たりにした住民の証言を収録した
 【佐伯区】1999(平成11)年6月29日に起きた豪雨災害で10人が犠牲になった広島市佐伯区河内地区。同地区自主防災会連合会(杉田精司会長)が、災害の状況や当時の様子を振り返る住民のインタビューを収めた映像「忘れまい6・29大災害の記録」を制作している。完成後はDVD化して当時の記憶を記録として残し後世に伝え、命を守ることの大切さ・災害への備えの必要性を訴えている。
 氾濫する荒谷川。自動車や大木が流れる八幡川。土砂が堆積したトンネル。斜面が崩れむき出しになった山肌。がれきが積み重なった民家。「土石流が4回発生しヘビが踊るように木材が流れ出る」―。当時の凄惨な様子や災害の爪痕などを映像や写真、語りで五十三分間にわたり収録。
 地元8町内会の住民約30人に取材し、災害当時の様子を証言してもらった。発生時、別の場所にいた女性は河内にいる娘に電話すると、「家がない」「おじいちゃんがいない」と涙ながらに回顧するなど、記憶をたどり語っている。住民の多くは、災害で学んだ教訓として、早めの避難の大切さを訴えている。
 災害から昨年二十年の節目を迎えた。月日の流れとともに災害を知る人や語り継ぐ人は高齢化し少なくなり、災害の爪痕も薄らいでいる。災禍を風化させまいと住民自ら企画から編集、撮影、語りまでした。昨年9月から計8回編集会議を催した。今年3月8日にはメンバーが河内公民館に集まり編集試写会を開き最後の仕上げに向け話し合った。
 杉田会長は「制作する中でスタッフも知らないことがあり勉強になった。映像にすることで後世に残し、今後の防災への取り組みの機運を高めたい」と今年度中の完成を目指している。映像は6月28日に執り行う「忘れまい6・29集会」で披露する予定。

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