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ムクロジの天然記念物解除 台風で幹が折れ保護難しく 湯来町の大歳神社

2020年04月10日

台風で折れてしまったムクロジ(上)。指定当時は、樹高約30mの巨木だった(広島市教育委員会提供)
 【佐伯区】広島市教育委員会は、同市湯来町の大歳神社(川口亮二宮司)境内にある「ムクロジ」を同市指定天然記念物の指定を解除した。昨年9月の台風で幹が折れ今後の保護増殖が難しいため、文化財の指定を解いた。
 現在、公園になっている旧水内駅裏手にある同神社。社殿横に立つムクロジは、主幹の高さ1・2mの幹周りは4・87m。樹高約30mで、枝は東西南北に約10mにも広がっていた。ムクロジとしては県内最大級の巨木で、樹勢も旺盛だったという。2006(平成18)年3月に文化財の指定を受けていた。
 昨年9月23日深夜に台風17号が襲った。風雨などで地上8mの部分で折れ、上部が欠損した。木自体は枯れてはいないが「文化財的価値が失われた」として、3月30日の教育委員会議で審議。委員からは反対意見もなかったそうで、同日付で解除が決まった。
 川口宮司は「大事にしてきたので折れたのは残念。氏子の皆さんが木にワイヤーを張っていたお陰で倒れた際に社殿や民家に被害が無かった」と感謝していた。残ったムクロジについては、今後、氏子とも協議し決めるという。
 同市指定の文化財はムクロジの解除で101件で、うち天然記念物は19件になった。地元西広島地区では、同区五日市町上小深川の「野登呂のカゴノキ」、同区湯来町の「重光神社のカヤ」がある。

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