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協産紙工 プラスチック製開発 飛沫防止に卓上仕切り板 広島工業大学の食堂にも採用 段ボールや梱包材製造活かし

2020年08月28日
24日からの授業開始前に食堂に間仕切り板を設置した
 段ボールや梱包材など製造する協産紙工㈱(本社=廿日市市木材港南、永井琢巳代表取締役)が、新型コロナウイルス対策として飛沫感染防止のためのプラスチック製卓上間仕切り板の開発に力を入れている。会社や学校の環境・用途に合わせオーダーメイドで注文でき、アクリル板に比べ低コストで、紙製よりも耐久性に優れたプラスチック製段ボールを使用。学生が多く利用する広島工業大学(広島市佐伯区)の食堂にも採用されている。
 同社は、自動車部品用の梱包材を中心に手掛けている。新型コロナで受注の影響が出てきた4月ごろから、製造技術を生かし間仕切り板の開発に取り掛かった。
 ポリプロピレンの段ボールは、アクリル板に比べ費用が3分の1以下で導入できるという。軽く扱いやすく組み立てやすいメリットがある。紙製は湿気に弱く折れ曲がったりするが、プラスチック製は強度があり、アルコール消毒液で掃除することができる。中央部分が透明フィルムになった間仕切り板もあり、幅約120㎝奥行き約70㎝高さ約60㎝だと4000円前後という。すでに美容室で導入されている。
 同大学では、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ対面授業を休止していたが、8月24日から始めた。食堂は多くの学生が利用し席数を減らすことができないため、230席ある食堂に間仕切り板を導入することにした。1席ごとに真っ白のダンボールで仕切り、飛沫が飛ばないよう高さ、幅も1cm単位でこだわるなど試作を繰り返した。同大学は「その場に合った形に作ってくれるので助かった。これで飛沫感染の対策になると思う。安心して学生生活を送ってもらうことができる」と話す。
 同社には、7、8月に入り注文が増えているそうで、現在、病院や介護施設など10社以上から引き合いがあるという。永井代表取締役は「今後も改良していき、少しでも飛沫防止に役立てれば」と話している。
 問合は、同社☎(0829)31・2276、 kyousan@sirius.ocn.ne.jp。

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