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小惑星探査機はやぶさ学ぶ JAXA研究員が授業 宇宙研究の魅力を紹介 吉和小中学生に

2020年10月02日
 【廿日市市吉和】廿日市市立吉和小・中学校で9月24日、「小惑星探査機〝はやぶさ〟〝はやぶさ2〟の挑戦」をテーマにした特別授業があった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)特別共同研究員で近畿大学工学部の道上達広教授が、世界初の成功事例を次々と生んだはやぶさの働きと、宇宙研究の面白さを、児童・生徒に説いた。
 道上教授は約二十年以上、はやぶさの開発・運営に携わっている。初期のはやぶさは2003(平成15)年に宇宙へ旅立ち、小惑星イトカワへ世界で初めて着陸。探査を終え、10(同22)年、地球に帰還した。はやぶさ2は14(同26)年に打ち上げられ、小惑星リュウグウに到着。探査と同時に、世界初の人工クレーターを成功させた。
 授業は、小学5年生~中学3年生20人が受けた。道上教授は、太陽系などの各惑星の大きさを比較し宇宙を紹介。次に、打ち上げ前のはやぶさをロケットに取り付けたり、ロケットを発射地点へ移動したりしたときの映像、小惑星に着陸し撮影や探査をしているCG映像など流し、はやぶさの役割を説明した。「探査機を小惑星に着陸させるのは、地球の裏側にいる蚊を狙い打ちするような難しい作業」と例え、成功に至るまでに起こった予想外の出来事やさまざまな困難を乗り越えた裏話も交えた。
 ほかにも、クイズ形式でイトカワの表面直径は535m、リュウグウの人工クレーター周辺の地面は砂とほぼ同じ強度など教えた。
 授業後、キムチョヒさん(中3)は「太陽よりも大きな星があると知って驚いた。(はやぶさの話を聞いて)困難にぶつかったとき、みんなで力を合わせて考えたらいいと自信になった」と笑顔で話していた。
 はやぶさ2は20年(令和2)年12月、地球へ探査カプセルのみ戻したあと、さらに31(同13)年まで別の小惑星を探査する予定だ。
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