見上げれば2m超のユリの大輪 山下正昭さん丹精込めて花開く 玖島市民センターを華麗に彩る
2020年07月17日
【廿日市市佐伯】廿日市市玖島の山下正昭さん(83)が育てた高さ2m以上のユリ2本が10日、花を咲かせた。13日にはさらに5輪以上が開き、ユリを飾る玖島市民センター(同市玖島)で来館者の目を奪っている。
ユリの高さは、約2・15mと約2・5m。直径が最大で約20㎝の白い花々が、四方を向いて咲き誇る。山下さんは、二十年以上前からさまざまな花を趣味で育ててきたが、高さ2mを超えたユリは初めてという。
昨年11月ごろ、自宅ビニールハウスでユリの球根を植え、芽が出た後、茎が倒れないよう支柱を立てるなどして大切に育ててきた。伸びた茎がハウスの天井に届き折れてしまいそうだったため、7月初旬に根本を切り同市民センターの花びんに移した。「今まで育てたユリは1mぐらいばかりだった。なんでこんなに大きくなったのか不思議だけど、愛情込めて育ててきたからうれしい」と目を細めた。
同市民センターの福坂幸雄所長も、2m超えのユリを見るのは初めてという。「(花のおかげで)市民センターがパッと明るくなる。まだ咲いたばかりだから、これから訪れる人の反応が楽しみ」と喜んでいた。
咲いたユリは約一週間ほどで花びらが散るそうだ。13日時点ではツボミがまだ数個残っていた。