11議案を可決し閉会 インフル助成予算も 廿日市市議会9月定例会
2020年10月02日
【廿日市市】廿日市市議会の9月定例会が9月25日、十八日間の会期を終え閉会した。インフルエンザ予防接種の助成など新型コロナウイルス感染症対策関連予算を含めた10億7619万9千円を増額する令和2年度一般会計補正予算案や、来年度供用開始予定の(仮称)宮島まちづくり交流センターの条例案など11議案を原案可決した。議員で構成する宮島法定外税調査特別委員会の設置を求める発議は、賛成反対同数となり議長採決で否決された。
同予算案の可決で、10月中旬から市内在住の妊婦と生後六カ月〜小学3年生のインフルエンザ予防接種の費用助成を始める。自己負担額は病院により異なるため、1000円ほどになるよう調整する予定。
高齢者の予防接種は、1日から助成を始める。今まで定期予防接種の費用1500円を1000円に変更する。
同センターに関しては、多目的スペースなどの営利目的の貸し出しを許可。指定管理者制度を導入する。
議会最終日に、現在、市が導入に向けて協議を進めている「宮島訪問税」の調査委員会設置を求める発議が上がった。「大切なことなのでもっと議会で議論すべき」や「すでに検討委員会で調査されている」などと、意見が分かれた。
そのほか、令和元年度一般会計歳入歳出決算認定など決算認定に係る15件を含めた16件を閉会中の継続審査とした。