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縁側サロン1000回目 お年寄り憩う二十年を回顧

2020年11月27日

生川さん(右)と来場者らが写真などで二十年を振り返った
 【廿日市市】生川加代子さん(76)が運営する廿日市市佐方地区の民家開放型サロン「縁側サロン」が8日、1000回目を迎えた。地元高齢者の集う場として運営を始め二十年。今では子育て世代の悩み相談や子どもたちの発表の場にもなっている。当日は、㈱オムエルが所有する同地区の施設を会場に、サロン利用者やボランティアなど約200人が来場。節目を祝福し、二十年の歩みを振り返った。
 同サロンは2000(平成14)年に民家を借りて開設し、三年後に現在の場所に移った。夫の明宏さん(79)や地元ボランティアの協力を得ながら週1回開いてきた。毎回40人前後が集い、おしゃべりや食事などを楽しむほか、専門家を講師に招き健康や交通安全、介護などを学ぶことも。地元住民だけでなく、市外から足を運ぶ人もおり、参加者からは交流の輪が広がる場所としても喜ばれている。
 当日は、人数制限を設けるなど新型コロナウイルス感染防止対策を施し開催した。開会を前に生川さんがあいさつに立ち、高齢者の「関わりが少なく寂しい」という声を発端に始めた当初を回顧。「最初は戸惑い、つまずきの連続だった。多くの人に助けてもらい、利用者の喜ぶ顔に支えられてきた」と、ボランティアや明宏さんに感謝を伝えた。松本太郎市長や奥典道教育長なども駆け付け、生川さんの長年の活動をたたえ敬意を表した。
 会場では、歩みを振り返る写真展や押絵体験などが催された。友人と誘い合い広島市佐伯区から来ていた70歳代女性は同サロンに通い十年近くなるという。「年寄りは行ける場所も限られる。(同サロンは)似た境遇の人が集まり悩みを打ち明けたりできる。おかげで友達も増えた。今後もできるだけ続けてほしい」と願っていた。
 生川さんは、自身の年齢を考慮し1000回で辞めることを考えていたが、「行く場所がない」といった継続を望む声が多かったため継続を決意。「これからは、困った人が相談しやすく、行政や関係機関との橋渡しできる場所にしていきたい」と話している。
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